ボドゲ紹介「ディクシット」

このゲームは、語り部(手番プレイヤー)が出したカードを、その語り部が話した一文をヒントに当てるゲームです。

実際の動きを見てみましょう。

プレイヤーはジュリアン、マチルダ、ニコラス、リア、トムの5人です。

プレイヤーには、共通の山札から手札が6枚配られます。また、各プレイヤーは自分の色を決めます。

ジュリアンが青、マチルダが白、ニコラスがピンク、リアが赤、トムが黄を選びました。


手札を見て、最初に一文を思いついたプレイヤーが最初の語り部となり、その後は時計回りに語り部をします。

さて、ジュリアンが一番に一文を思いついたので、最初の語り部となりました。

ジュリアンはこのイラストを見て、ある映画から「幸せはどこにある?」を連想した言葉として語りました。まだ絵を他のプレイヤーに見せてはいけません。

ほかのみんなは、その言葉(幸せはどこにある?)に最も合うと思う手札を1枚選んでジュリアンに渡します。

リアは、6枚の手札からベッドに腰掛ける男性の絵を選び、他の人に見られないよう提出しました。他の3人も同様に選択した絵を渡します。


ジュリアンは自分が選んだ絵と、渡された絵をシャッフルし、並べます。

他のみんなは、ジュリアンが選んだものだと予想した絵に投票します。

ジュリアンの絵は4ですが、投票は1、1、3、4となりました。


リア(赤)だけが正解したため、彼女とジュリアンは3得点します。また、投票された絵を出した人に、(1票ごとに)1点ずつ入るため、1番の絵を出したリアに2点、3番の絵を出したトム(黄)に1点が入ります。


マチルダとニコラスは、ジュリアンの絵を当てられず、また、誰からの投票も無かったため得点できませんでした。

今回は3人が得点できましたが、語り部のカードを「全員が選んだ」「誰も選ばなかった」場合は語り部は0点、他は2得点します。

ターンが終わると、各自の手札が6枚になるように山札から補充され、語り部の左の人(時計回り)が次の語り部となります。

これを山札が無くなるまで繰返し、最終得点を競います。


語り部は、誰でもわかってしまう表現や、誰にもわからない表現をしてしまうと得点できない可能性が高くなります。

したがって、このゲームにおいて語り部(手番プレイヤー)は、抽象的すぎず、描写的すぎない一文を探して話す必要があります。


また、バリエーションルールとして、歌やジェスチャーなどによって絵の印象を表現できます。



さあ、あなたはこの絵からどんな印象を受けるでしょうか。そしてそれをどんな言葉で表現しますか。

ディクシットは無限の想像力で遊ぶゲームです。

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